戦ってきました(6/22天王寺Fireloop)


大人は怖い。

広島でのライブの翌日、疲弊した僕らを天王寺で待ち受けていたのは愛と悪意に満ちた大人たちだった。

「戦え!Emu sickS!」と題されたイベントタイトルは凄まじいものがあった。

普段お世話になっている天王寺Fireloopの大人たちが半笑いで僕らを殺しにやってきた。

そんなイベントだった。

ドラクエ5でいう裏ボスのエスタークみたいな。



もうねぇ、対バンさせていただいたバンド全部、良いライブするんだもん。

Balloon at dawnのインディー感はセンス良いしね。キーボードのセンスが特に光ってた。

全能の逆説は、名前をよく聞いていて覚えていたんだけど、エモかったな。ドラムの人に目が行った。

BLENDY MOTHER FATHERは完全に僕らを倒しにきてた。確実にロックのツボを抑えにくる感じが凄かったな。

ときめき☆ジャンボジャンボ TRIOの阿吽の呼吸よ。グルーヴがたまらん。興奮して楽屋に感想を伝えに行く僕。

NONONOは解散ラスト前のライブ。涙線にきた。解散が彼らの決めた道ならば応援するまでだ。最後の企画は7/19だぞ。皆行きなよ。

ふつうのしあわせは完全にたちの悪い大人。あぶらだこHellaってなんやねん!!!
ゴリテクだし、もうやだ、馬鹿みたいに良いライブしてるのに、「僕らはEmu sickSに潰されにきました!!」って高らかに言ってしまうあたりが今日のイベントの愛と悪意を象徴している。




この頃、楽屋で準備していると、もうライブを終えた共演者の方々が半笑いで楽屋に入ってきた。
「頑張ってね〜!!(ふふふ、このイベントのトリはさぞかりやりにくいだろうそうだろう!)」
って感じがすけすけでもう燃えた。



僕らは燃焼しきる感じで演奏してやりました。
今日のイベントを仕組んだ偉大な方と、それに応じてくれた共演者、僕らを潰されるのを見に来た観客、すべてに愛と恨みを込めて。



なにはどうあれ、アンコールまでいただきまして。


まだまだ未熟な者ですが、嬉しかった。
頑張ります。

ともかく実力者ぞろいのイベントだった。




けれども、今回の「戦え!Emu sickS!」、最後はみんな仲良くなって終わりましたね、ちゃんちゃん!って感じだけにはさせたくないな。

全バンド実力あるだけに、互いに認めてるけど、負けてたまるかコノヤロー!って感じで突き進んでいきたい。

仲良しごっこで終わらせちゃ駄目なんだ。「戦い続けろ!Emu sickS!」だな。