広島は亜空間でございました(6/21広島BANQUET)




この日は初めて広島に馳せ参じました。

諸事情と災難が同時に降りかかって個人的にリハに参加できず、悔しい思いをした。

リハに急いで向かっている途中、広島駅でタクシーをつかまえようとしましたが、

試合に勝ってご満悦のカープファンの皆様に阻まれてつかまえられなかった。

僕は喜々とした表情を浮かべるカープファンに全く怒りは浮かばなかった。

きっと家で飲み直すビールが堪らなくおいしいんだろうなぁ。







この日は広島の重鎮、ウサギバニーボーイにお呼ばれする形で参加させていただきました。

僕らの一方的な熱意に応えてくれる形で、2013年の夏に僕らのFANJでの企画に出ていただいてから一年、

義理堅くそのお返しとしてレコ発を兼ねて今回広島に誘っていただきました。

府外でライブをする機会が少ない僕らにとって、こんなにありがたいことはありませんでした。





ライブはいつも通り顔がうるさい形でさせていただきました。

もう有り難いことに何度も対バンさせていただいているウサギバニーボーイが居て、

先週二日間にわたって一緒に東京名古屋を廻らせていただいた奇才ムカイダーとDJイケダさんがいて、

Lopのタツタ君も居て、広島名物ツイ廃ノイズさんともお会いできて、

なんとも安心感のある場所でした。親戚のおばあちゃんちみたい。

単純にまた来たいです。

対バンのみなさんも、凄く良かった。

良い意味で広島らしさみたいなのも体感できたし、県外のバンドの凄味も感じた。

僕らもまだまだ張り切っていかねばならん。








広島という土地は不思議な力を持っているようです。

広島の人から「広島なんて」というニュアンスの言葉を聞いたりしますが、

実はこれは「広島だからこそできることがある」という意味の裏返しなんですよね。

なんだかやっぱり、広島県外からみても、

「広島だからこそできることがある」感をたぎらせている人が凄く多いんですよね。

きっとお客さんも「広島だからこそ」を期待している人が多いんじゃないかな。

自虐のようで全く自虐じゃない。

むしろ「広島だからこそ」面白いチャンスを掴みやすいことが多いのかもしれない。

なんとも面白い土地で、逆に大阪がぬるま湯なんじゃないかってくらい。

なんだか気が引き締まる日だった。

本当また来たい。







僕はきっと、信長の野望で大名選ぶとき、広島の大名を選ぶくらい好きになったし、可能性を感じました。